狂気の原点！Leica Xenon 50mm F1.5 オールドレンズ

ライカ クセノン 50mm F1.5
L39スクリューマウントです
LM変換レンズ付属しますのでMマウントや、ミラーレスカメラでの使用が可能です。

1936年発売。日本では二・二六事件が起こった大戦へ向かう激動の時代。光学レンズは一足先に大口径開発戦争という争いの真っ只中でした。先行していたCarl Zeiss Sonnarに対抗するために生まれたSchneider社のXenonは「F1.5」という明るさを誇ります。

これに目をつけたLeitz社がXenonの供給を求めます。これはただのOEMで終わらず、後のSummarit。そしてSummiluxとつながっていく大口径レンズの血脈となりオールドライカを楽しむ上で絶対知っておきたい原点と言えるのではないでしょうか。

実際にこのレンズを使った作例を用意しました。

このレンズは1939年製造、この年ドイツはポーランドに侵攻し生産が止まる戦前最後の年ですね。これまで手にした多くのオールドレンズの癖が全て詰まったような描写を見せます。

Summaritに良く似ていますが、更に浅い色乗り。霧がかかったようなフレア。開放でピントは掴みにくく柔らかく。荒々しく渦巻く背景ボケ。ペンでなぞったような明確なバブル玉ボケ。光源にシビアでコントラストを出すために細かく画角をズラせばたった１度でも別世界を描き出します。こんな難しく苦しくて、楽しませてくれるレンズはありません。

コンディションは前玉後玉非常に綺麗ですね。後玉群に薄く曇り将来OHすれば綺麗になるものです。コバ落ちあり、剥がれたゴミは取り除いています。外観はフィルタのガイド部分だけ若干真鍮見えていますがほぼ完璧。動作快調です。

単品で買うとそれだけで数万しそうな純正イエローフィルタ、純正LMリング28-50mmが付属。モノクロ撮影にも最適です。手入れをしながら長くお使いいただけるコンディションかと思います。90年前、6000本程しか生産されなかった貴重な一本を是非体験してください。

付属品；前後キャップ、純正イエローフィルタ、純正LMリング

防湿庫保管

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